若くしてファミリーカーに乗ることになった理由

私が小学生の時両親が離婚。
以降は母一人で子供3人を育てるため仕事で家を空けることが多くなりました。
その時面倒を見てくれたのが父方の祖父母。
学校で発熱すれば迎えに来てくれ病院に連れて行ってくれる。
春夏秋冬の大型休みの時には泊まりに行きっぱなしでも嫌な顔一つせず迎え入れてくれる。
そんな日々でした。母も頑張ってはくれましたが祖父母のおかげですくすくと成長でき18歳になり車の免許を取得。
初めての車を何を買おうかなとあれこれ迷っている時期に、祖父の病気が見つかりました。
肝臓がんで余命は2年くらいだろうと。
その宣告はとても辛く悲しいものでした。
そして何も恩返しできていない。と気付きました。
病気は待ってくれない。それなら残された時間で何ができるかな。できることをやろう!と決めました。
そして車を買いました。
当初はいろんなタイプの車をあれこれ悩んでいたのですが、祖父を乗せていろんな所に行けるようにファミリーカーにしました。
ステップで上がるタイプは足や腰が辛くてはいけないので車体の低めのオデッセイを買いました。
そして先祖のお墓詣りや買い物、病院、いろいろな所に祖父を乗せて走りました。
3年後祖父は他界。ほんとにお世話になりっ放しだったけれど、思い返せる事や少しでも祖父のために、と動けた事が今でも嬉しく思っています。
この車がかけがえのない物になっています。

車のシート破損が著しくシート張替えを行いました。シート張替えは素材から色まで選べるのに驚きました。時間はかかりましたが、同乗者の好みなど考慮出来てよかったです。